ミナーってどんなところ?
様々な事情から母国を離れざるを得ず、日本へ逃れてきた難民のひとが、日本での暮らしの先が見えず戸惑ったり孤独なとき、気軽に訪れて話をしたり、生活や住んでいる地域の情報などを知ることができます。
日本の生活では、いろいろなことが思い浮かぶのではないでしょうか。
日々のくらしのこと、難民の手続きのこと、健康や仕事、これからどんなふうに暮らしていくか、必要な情報はどこでどうやって見つけるか、言葉が通じなくて不安…そんな時、気軽にお立ち寄りください。ミナーのスタッフがお話をお聞きします。
ミナーでできること
○ミナーの休憩スペースは予約が必要なく、オープン時間中はいつでもご利用いただけます。お茶を飲んだり、本を読んだり、おしゃべりをしたり、それぞれがゆっくり過ごすことができます。
○ソーシャルワーカーが、話をよくお聴きし、一緒に考えるお手伝いをします(要予約)。
○必要としている情報やサポートを探すお手伝いをします。
○様々な事情からミナーに相談に来ることができない時には、スタッフがあなたの住む地域までお伺いすることもできます。事前にご相談ください。
難民とは?
世界には7,000万人以上の難民がいると言われています。
難民とは、難民条約において『「人種」、「宗教」、「国籍」、「政治的意見」、「特定の社会集団に属する」などの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいは迫害を受ける恐れがあるために他国に逃れた』人々と定義されています。日本は1981年にこの条約に加入しており、難民を庇護する義務があります。
難民は日本にも来ています。
日本で難民認定申請をすると、その手続きには平均4年近くかかります。
その間の生活は非常に厳しいものといえます。また、難民認定率は大変低く、ほとんどの場合で難民と認められません。
たとえ認められても、日本で暮らしてゆくためのサポート制度はほぼありません。
ミナーは難民が安心して地域社会で暮らしていけるように、難民と地域とをつなぐサポートをすべく、活動しています。